公共と宗教2017/02/04 14:11

オーストリアで、女性が顔を隠すニカブの装用が公共の場所では禁止されることになるらしい。

これをもって、信仰の自由の迫害だとか、どんな格好するのも個人の自由じゃないかとかいう人がいるようです。

オーストリア、顔全体を覆うベール「ニカブ」を公共の場で着用禁止へ
The Huffington Post  |  執筆者: Nick Robins-Early
投稿日: 2017年02月02日 20時08分 JST 更新: 2017年02月03日 15時03分 JST
「オーストリアは、連立政権の支持強化を狙った改革の一環として、目以外の顔全体を覆うベール「ニカブ」の着用禁止を計画している。」「「我々は開かれたコミュニケーションを前提に築かれる開かれた社会の実現に力を注いでいる。 顔面を覆うベールを公共の場で着用することはこの妨げとなるため、禁止とする」と、提案書には書かれている。」

まず、公共の場のルールは個人の宗教的心情より優位であるというのは当たり前のことと思うので、宗教なり心情なりがそのルールをクリアできないからといって、それに配慮するべきというのは、政教分離をクリアした社会という自覚が足りないとしか。

政教分離が教義としては成立しないのがイスラム教でその宗教的主張のあらわれがあの格好であるということを認識しない人が多すぎます。

フランスではすでにこれが徹底されている。
ま、フランスがそれをできるのは「自由と平等を妨げるものは博愛なく排除する」こともいとわないからなんですが、おおやけには「人でなしもひととして扱うべきである」というたぐいの主張が日本では、とくにリベラルなみなさんには耳触りがよろしいのでしょう。

でもウヨクに人権はない、というのも透けて見えますけどね、そのへんからは。

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