本屋の主張2015/11/10 23:22

ぼっとしてたらぜんぜん更新なしでした。
いまどきは身内でやり取りする事も多く、その場でレスポンスもらったらそれでもうええわになってしまっておりまして。

ジュンク堂が、「自由と民主主義」で特集やって、それがまたいわゆるブサヨ方面に偏っていると文句言う向きがいて、ということですかね。
ジュンク堂の主張なのか、そういう店員がいるのか知りませんが。

http://www.asahi.com/articles/ASHC21V8YHC2UTIL003.html
「書店は主張しちゃダメですか 「民主主義フェア」の波紋」
藤原学思、市川美亜子2015年11月5日05時45分
「東京・渋谷の「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」が、「自由と民主主義」をテーマに開催していたブックフェアを、ネット上の「偏っている」といった批判を受けて一時中止した波紋が広がっている。安全保障関連法制の国会審議を受けて「民主主義本」の売れ行きは好調だが、類似のフェアを開く書店は客の受け止め方に神経をとがらせる。」

なにをどう売ったっていいんじゃないですかね。
知性がどうのといったところで、本を読めばよむほど、偏見を増やすだけという人はどこにでもいます。
自分の主張を補強するものしか、読まない人は、多いです。有名な話、禁煙を推奨する本は、タバコアンチな人しか読まないといいます。つまり、売れても、意味がない。

そして、そういう人がよろこんで買うものをそろえるのは商売としては間違っていません
ファミレスで、甘いものフェアやるのといっしょでしょう。

でも、思想について立場表明するということは論争を受けて立たねばならないリスク?を生むことを、自覚した方がいいとは思います。
本屋はいちおう「知の中継地」という立場を標榜して本を売るのがスタンダードなありようなので、一方的な主張ばかり集めたのであれば「洗脳する気か」という反発があるのは仕方ない。それが一方的であるということが理解できない知性の持ち主というのがばれてしまうと、馬鹿が売る本かということになって、なおさらまずいんじゃないですかね。

ファミレスで甘いものばかり出したときに健康に悪いと突っ込んでくる糖質ダイエット信者よりは、対応が面倒でしょう。
ま、がんばってください。味音痴なシェフにもファンはつくかもしれん。

2015.11.13 追記
さすがに内容はかえて再開、入門書ばかりになったような。丸山眞男がまだでてくるんやなあ。