シリア難民ドイツEU2015/09/08 00:25

シリア難民はメルケルをママと呼んでドイツを目指し、ドイツのほうも若い労働力を手に入れるよい機会といってるそうな。ドイツまでたどりつける難民というのは、そこそこ収入のあった知識層も多く含むのだそうだ。

ドイツさん、難民対策の金を経済規模に応じて応分に負担しろと、ほかのEU諸国にいっている。
その理屈ですと、自分たちがいちばん引き受け人数が多く負担が大きいから、もうなにも吐き出せないというのかな。受け入れ後ドイツ語教育や社会教育もきっちりカリキュラムになっているが、これも負担に計上するんだろう。そりゃ、しますよねえ。

難民というのは、申請受理さればもとの国に戻るのが非常に困難ときいたことがある。
労働力というのであればそれは資源だから、その理屈ならむしろ難民を入れる分、余分に金出したらどうなんかねドイツ。

ギリシアはじめとするEU内弱小国からは、ドイツは、俺たちから巻き上げた金を、俺たちに還元もせず、きれい事言って難民に使って自分の国を強化しやがって、と言われそうに思います。

いたましいことですが少年の溺死写真で、流れが変わって、実際ギリシアがどうのというのがすっとんでしまいドイツにとっても、この面では追い風ですね。

ドイツはまえの敗戦時に大幅に旧来の領土をけずられた。ソ連が西進し、ポーランドも移動して国境線が動き、特にプロイセンが大幅になくなってますよね。このときに旧領土難民をうけいれ、その後、異なる政治体制からの難民を同化するプロトコールも東ドイツ統合時に整備したといっていいでしょう。
どうせ受容するならどうすればより自分の得になるかちゃんと考える姿勢は学ばなければいけないと思います。ですが、難民や移民に対する経験値がまったく違う日本にそのまま引き写すのは無理でしょう。残念ですけど。
日本は、敗戦後も体感領土サイズ(いわゆる内地)がほぼかわらず、満州国なんて13年ほど存続しただけ、出て行った人たちが帰ってきたというレベルですからねえ。北方領土や樺太の話はこの際おきます。

「ねえドイツドイツぅ」じゃないが、日本にとって片思いの相手みたいな存在ですがねえドイツ、私もゲーテでドイツ語習ったぞw、世界に冠たる、理屈と統制の好きな民族性ですから、清潔整理整頓大好きという日本人に、秩序をことのほか好むという形質でちょっとかぶってしまうあたり、気になって仕方ないのは、そりゃ仕方ない。ですが、ユーラシアの大陸国家としては、ドイツがロシアの向こうの中国に友好関係を求めるのも当然でもあります。

自分のロジックでまわりを染め上げたいドイツが EU を牛耳る状態ですから、20世紀以来3回目の大ゴケするまで、日本としてはまきこまれないようほうっておくしかない。
ドイツにかかわって、うまくいった国はないですよ、と、偏見を垂れ流しておきます。ヘイトスピーチになるのかこれは。

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