シガリロ Clubmaster の復活2013/09/04 01:06

私はタバコはなくてもまったく問題なく生きていけますが、たまに喫む。特に喫煙者と飲みに行ったとき。家では一切使わない。煙草くさい部屋は、プライベートでは好きでもない。
ただ、人間としてこのようなドラッグは嗜まなくてはならないという変な理屈で喫みはじめた。なんか頭に湧いてたのかもしれない。

肺に入れない。嗅上皮あたりで感じるようにふかす。ドラッグです。
タール分とことん減らして、肺にはやさしく、きっちり飛べる煙草があればいいのにと思う。さらには、オランダやワシントン州のように、大麻を何で解禁したらあかんのかと思うが、これは言ってはいけないことになっているし、医者としては絶対近づくわけにいかない。学生の頃、医師免がいかにこれで簡単におとりあげになるか、さんざ脅された。

90年代はじめ、アメリカのラボの、引き出しにシガリロの空きケースがたくさんのこっていた。ラボはもうすでに無煙状態で、だれが喫んでいたのかはわからない。ボスかもしれない。
嫌煙がシステム化されつつあったころで、禁酒法なんてものを作ったことのあるアメリカは動き始めると早い。研究室の裏、中庭につきでた庇の下で職員が煙を吐いていた。
帰国後、そういえばと思って、買ったのが「Clubmaster」銘柄のシガリロでした。スマトラ製。その、No141というやつ。




嫌煙の波はあっというまに世界を席巻し、90年代末には、デパートの煙草売り場も縮小され、いろいろ廃版になった。「Clubmaster」も国内発売がなくなってしまった。
たまたま、東京中野のカメラ屋にいったときに、商店街の販促でみかけた「Calume」が気に入って、かわって買うようになった。ドイツもの。バニラ風味、パイプ用の葉を紙巻にしたということになっていた。




これがまた、ゼロ年代なかばに廃版になり、以来、「Cafe Creme Arome」を買うようになった。やはりバニラ風味のシガリロで、ひとケースあたりの本数が少なく、安く、あけても減らないうちにどこかになくしてしまうこともある私には、向いている。




先日、四条の「栗山大膳堂」のショーウィンドウに、おぼえのあるデザインですがミニサイズの「Clubmaster」 をみて驚いた。このご時世、このミニサイズは、実ははじめて日本に入ったらしい。無着香です。




 「Clubmaster」も「Calume」も、まだ未開封分をもっている。

気に入ったものがなくなると、最後に残った分が使えなくなるという習性なもので、ほかにも、カフェインフリーダイエットコークだの、燃焼系アミノ式だの、マルチサプリカルピスゼロだの、カロリーメイトポテト味なんぞが手近にある。食い物は古いとまずいので、これでもなくす努力はしているのですが。

こんな香りの飛びやすいものおいといてもどうしようもないとは思いますが、ともあれ、古いほうを使い切る踏ん切りがついてよかった。喫い心地も比べてみます。

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