グリルフカオ 生保問題 氷菓 ほか2012/06/07 20:28

差し歯が2本も抜けて非常に間抜けな感じになっている。
うちの病院の歯科の元部長が、医局をやめて実家歯科医院に戻られている。その以前にお父上に歯を診ていただいたことがあった。今行ったら息子さんがでてくるかと思ったが、私のいける時間帯はお父上の時間帯のようで、またお父上に診ていただいている。





山科なもので、渋谷街道を車でいく。いききによさげな古い感じの洋食屋などを何軒もみかけて、寄りたいなあと思っていた。
先日、都合で地下鉄を使うことになったので、これ幸いと、渋谷街道から醍醐道を南下した「グリルフカオ」にいきました。
入り口で溝掃除をしてる方が居て、挨拶して入ったらそのひとがあるじであったw

ビフカツとビール注文後、とおりすがりなのか何で来たのかという質問を受けた。あまり新客いないのかね。正直に、この近所の歯医者に通ってるんだがふだんは車なのでというと、まあ車じゃ飲めんからねと納得された。飲むのはデフォルトなんかw

店内いい感じで手入れされており、手洗いは洋式で臭いもしないうえになぜかおしぼりの山があった。おしぼり、手を拭いたあとどこにやったらいいのかわからんかったので使わず自分の手ぬぐいを使ったが。総じてちょっと高そうで、あまりふらっと入る客はいないのかもね。実際ビフカツは3K超する。
そして肉は非常に脂がのっていてくせもなく、やわらかいロース。日本式によい肉なのだが、油で揚げて食うとなると、そのあと腹がおちつかなくてその日の夕食は果物だけになりました。どっかの少女じゃあるまいし。次はべつのものにするとおもう。
何度も書くが、ビフカツは、ちょっとくさみのあるしっかりした赤身をよくたたいたのが私の好み。この肉ならビフテキにしたら、と思ったのですが、みたところ、ビフテキはさらに分厚くてよい肉なのであった。最低4.2Kします。



安いメニュとしてはハンバーグ、海老フライやカニクリームコロッケなどのはいったおまかせメニュ約 1Kもありますな。
あるじはたぶん65歳以上と思います(違ったら失礼)。お客も見る限りご年配ばかりであった。今後「高級洋食」の店って増えることはないと思うので、長持ちされますように祈ります。
ほかは、最近、新しい店なし。

洋食で言うと、未確認だが、産経新聞の京都版、高橋何がしというかたのコラムによると「コロナ」はやめられたそうな。店主本人は元気だそうだ。90超えてりゃいつやめてもそれはおかしくなかった。
どこぞに入院されたときは、胸にいつもぶあつい万札が入ってたとききます。今後も悠々自適なんだろう、というか、そう願う。
また近所を通ったら跡地を確認します。

そしてまた大阪九条の「MISONO」も、なくなったようで、とても残念です。


芸人家族の生保問題がこないだからメディアをにぎわしている。ピークはとっくに過ぎた感がありますが。
あたりまえのことしか頭に浮かばないのですが、、、、、、、
まず河本某の騒ぎでいうと、本人の受給じゃなく親の受給問題でないのですか?芸人息子から金もらいつつ生保してたならそれは親のルール違反です。この芸人の問題は、それを晒してやろうと思わせる態度を晒せる人間相手にとった脇の甘さにある。人気商売なんだから、叩かれても仕方ないなそれは。
それはそうとして、日本の法律システムは敗戦後アングロサクソン式が憲法はじめ大幅に入っており基本的には「個人単位」である。それは税金も同様なのだが、かっての「家」感覚が一般には残っていて、「親族を助けないなんてけしからん」になる。
これはおそらく役所も意図的に煽っており、ひ弱な申請者だと蹴散らされてしまうのである。
しかし、税金をここまで個人のものとして徴収し「家」の相続を認めない一方で、「家」としての一体性を持って相互扶助しないと責めたい役所の意図に乗って騒ぐのってどうよとおもう。一般的な感情としてそういうアホに生保の金を使うのがイヤというなら、それができるシステムに問題がある。
だからって自分から進んで大家族の「家」システムに「公的に」戻れるというのかね。たぶんおそろしくうっとおしいよ。楽を知ったら戻れないし、その覚悟はなかろう。
私個人としては、「身内」をセーフティネットとして強制利用できるシステムにしないとインフラがもたないとは思っています。つまりこれは財政の問題なのだが、まともなシステム変更は社会がひっくり返らない限り無理でしょう。けっきょく騒いで叩いて空気抜きしてるだけのような気がする。


先日からやってるアニメ「氷菓」、まあ原作は読んでいないわけですが、古典部の過去を調べるというはじめ数回のストーリーの中で「薔薇色であるはずの高校生活」的な表現があった。物語的には、その部分は、1970年前後の高校生がやんちゃして、という設定なのだが、70年ころにかぎらず、80年代はじめに大学生になった私から見て、高校生活がそんなにハッピーであるべきという観念はなかったように思う。
恥ずかしい思いをたくさんしながら、もっと大人になったらましなもんになれるかもと思って、うじうじと日々をすごしてたんじゃないのかな。俺だけってことはないだろう。「疾風怒濤」ってクサイ言葉が倫社の教科書にのってたくらいなんだし。
大人になってわかったのは、大人になってもましなもんにはなれないが、開き直れるようになるということであった。あかんやんか。
このアニメ、千反田さんはともかく、主人公の友人男女は、あまりにもステレオタイプで、主人公の脳内友達にしか見えません。


というわけで、自前で電子化するためにいろいろな本の2冊目を買いつつある。もちろん1冊は実物を手元に残すためです。
薔薇色であるはずの(笑)高校以来、諸星大二郎のコミックは私の気に入りで、初版本をほぼ揃えている。電子化目的には今回は稗田礼次郎ものを中心に買った。文庫なのですが、この作者の常として、手塚治虫ほどじゃないにしてもずいぶん加筆訂正してますねえ、、、この作者、「マッドメン」の初期の訂正では、クライマックスで登場する「ン-バギ」を、のたくりこむ電柱に書き換えるという荒業までしている(現行本には残っていない)から、この程度は軽いもんなんでしょう。
はじめの単行本であまりに絵の荒かった部分がきれいになってるのはいいのですが、稗田もの、せめて収録は発表順にしてくれんかなあ、、、、載ってないのがあるのは仕方ないとしても、絵の感じがいったりきたりして落ち着かない。

危険運転と復讐2012/06/10 17:25

四条河原町に出ると署名なんぞ集めている。
亀岡の事件で危険運転致死罪を起訴罪名に適用しろといっている。




ま、この罪名は泥酔運転がきっかけて成立したものですが、夜っぴいて運転してどろどろに眠い状況ってのは、酔っ払いとそんなにかわらんじゃないかとは思う。
無免許はポイントではないでしょう。免許があったらやらなかったことではぜんぜんなかろうし。仕事が忙しい挙句の昼間の居眠り運転と一緒にはならない。
「客観的に、まともに安全運転できそうもない心身状況であえて運転して死亡事故」ということで、あの罪名をつかってもいいんじゃないかとは思いますがね。でも復讐感情に乗って範囲を広げていくと、すべての交通事故でこの騒ぎになるのは目に見えてるので検察渋ってるんでしょうか。

ただ、今回署名して騒いでいるのは、もっと頭に血が上ってる、そう思わせようとしてるんだと思うのですが。
ここから先はただの妄想。

加害者やその家族がどういう人たちか知らないが、当初の学校や警察の対応からすると、地域でそこそこ良くも悪くも知られた人なんだろうし、どういう形かはわからんけど「あいつらこんなことしやがって」と思わせる人間関係もあったようにしか見えない。
こうなったらとにかく国家の力を借りてあの連中に鉄槌を、というふうにみえるのですよ。それが悪いとは思わないが。

目には目をじゃないが、ある程度の復讐の実現は、治安維持の基本。
だが、すべてにおいて「被害者」を満足させることは不可能です。復讐感情の基本は「倍返し」だからね。

「科学捜査をつくして真実が知りたい」だのいってる関係者もいるが、居眠り運転じゃなく故意につっこんだと立証できないと満足できないのって、ちょっとちがうだろう。
「ちゃんとした謝罪がない」というが、その機会は与えたのか?謝罪を受け入れることは減罰とセットであるべきだがその覚悟はあるのか?

どこかで線を引いて「そこでおわりにしなさい」というのが司法なわけね。
たとえばある種の国なら、事故が起こった時点で加害者や連れがリンチにあう。だから事故ったら速攻で逃げるのが基本という地域のほうが世界では多かろう。
リンチがいいとは言わない。しかし、司法がそこそこ感情を満足させられないならこっちは法を犯してでもやることやるよという覚悟があるのかしら。リンチしないのがけしからんといってるわけでもないですが、実際にやってることは安全地帯で「厳罰しろ」と気勢を上げて、これも通りすがりのにわか正義の味方たちから、たらたら署名集めるだけだから、どうにも違和感がある。姿勢としてはプロ市民のクレクレ署名活動とかわらないように感じる。
事件としては文句なしに加害者側が間違っており愚かであるが、被害者側が無制限に神の立場に立っていいということにはならない。

しかも、こういう事件は、たんにこのボケ加害者どもがけしからんのであって、法制度の不備とかいう問題じゃないと思う。
やるやつは後先考えずになんだってやるんだから、厳罰化には意味はない。いろんな事前規制の強化なんていまさら勘弁して欲しい、日本はすでに相当困った警察国家なんでしてね。
「死を無駄にするな」という感情は理解は出来るが、愚かさから起こった罪については、加害者を相応に処罰するしかない。納得いかずに騒ぎ続けるのは勝手ですが、メディアまで感情移入して、システムが変わらないなんて不当な扱いを受けてる的に報道するのはやめろよ。

光市母子殺害事件で、ああいう形になったのは、加害者にはあきらかに悪意があったし、被害の夫が、死刑にならなければ自分が必ず殺すという確信を持っていたからだと思う。彼は謝罪なんか求めてなかったからね、見る限り。「自分のやったことを悔やみながら死ね」というのは態度としてまことに正しい。

あと、民事では「謝罪=賠償」なのですよね。署名もバックに重刑を求める一方で賠償の話を進めるような真似は、べつにあってもいいとは思うが、その場合ある程度求刑レベルとのバーターになるのは避けられない。どうせ報道するなら、どんなふうに換金しようとしているのか(しようとしているなら、です)ということも報道して欲しいもんだと思う。
繰り返すが、たとえそうでも悪いとは言わないよ。むしろそこで、「やっぱ金目当てかww」的な世評にならないほど社会が成熟してりゃいいと思うのだ。望み薄でしょうかね。

神戸飲み食い ほか2012/06/10 18:14

神戸方面で会があり、その後知ってる先生と三宮に出た。

ちょっと歩き回った。久しぶり。
JRのホームにいつも匂いの漂う焼肉丼の「十番」がなくなってたのですが、あいかわらず匂いがするので歩いていったらガード下で東に移転していたのね。
うろおぼえの「鶴参」の場所が二宮商店街でわからなくて、盛り場のほうへ転進。
とけいやの隣にあった今はない居酒屋「那覇」を思い出しつつ、むかし「八栄亭」のあったところにいったが見当たらない。どうしようかと思いながら山側へ歩いていったら突き当りの通りにあったw




盛り合わせなど食って2人で7Kほど。2年前に移転したそうですね。前より店内の煙がおとなしいが、ともあれなつかしくいただいた。病院帰りに寄ったのってもう15年前だわ。

そのあともうちょっとショットバーでもということで神戸サウナ裏の地下「Main Malt」にいったらまさかの満席。
連れの先生についていったのが「Alco-Hall」




いろんなシングルモルトに、カルバドスいただき、1グラス平均2Kちょっとか。
連れの先生は、自分が入った後その店はいっぱいになることが多いといっておられ、実際われわれが入った後6人くらい続けて入って満席になった。
数年前に比べても街に人は多いような気はする。

ただ、帰りの最終新快速は、むかしよりよほど空いてるような。曜日の問題じゃなかろうと思うがたまたまですか。

甲子園口の「花やしき」は向かいに移転、ここでビフカツを、とおもってたのが気がそがれてしまった。外のメニュではビフカツないし、けっきょく入らず。もうこないだろう。

知人から万里小路の一条上がる定食屋「万遊軒」が廃業されたと聞いた。一時期ここの唐揚げ定食ばかり食っていた。もう食えんのやな。(後記:ガセでした。「お店 万遊軒 美登幸 祇園のクラブ 京都 」参照)
学生のころにあった店がなくなるのはあれから25年もすれば当たり前なのですが、さびしいですな。このあたりじゃ東京ラーメン、雛鳥、 Loft Marikoji 、満里留、コロッケの店、大文字、クルミ(カレー屋ではない)、花菱、鈴蘭食堂、いきつけといえるのは万遊軒だけだったにしても。
かいわいで一番とんでもなかったのは、夜だけそのへんの家の土間を利用しておばあさんがやってた名前もわからない飲み屋であった。ろくな食い物もなかったし。

すっぽん 能登 コロナ閉店 ほか2012/06/21 00:37

割烹「能登」 長浜
先週飲んでたら「琵琶湖の天然のすっぽんが入った」と、バケツにいるやつをみせてもらった。立派なすっぽんで、とにかく食いたくなったので、一人では食えんし急遽病院の若手を糾合して、台風の直下ですっぽん鍋。
コースにするか鍋にするかときかれたが、コースにしても、魚の刺身とかがつくとかいう趣向らしい。むしろ、鍋のみとして、一部を唐揚げにしてくださいとかいうほうがいいような。
血と胆汁の焼酎割りも出ます。でかいのを4人で食って、飲んで、鍋はおじやにもしてもらい、ひとり7Kほど、ま、2人はウーロン茶だったので、みんな酒飲んだらもっと高いだろう。
腹いっぱいになった。
われわれが食った後もまだ2匹いた。↓は、のこされたすっぽんのでかいほう。




よいものですからどうぞ、って宣伝してどうする。

すっぽんは、25年前京都で、熊野神社前を下がった疎水沿い東入るに、いまはなくなったすっぽんの店があり、先輩に食わしていただいた。そのあと体が燃えて困った。
今あるのかどうか、静岡の県立総合病院の寮(安東寮)の近所の「車屋」という飲み屋にもすっぽん料理はあったのだが、安くてあまりおいしくなかった。
その、静岡、駅南のカネボウ通りに今はないが「大陸」という中華料理屋があり、すっぽんラーメンを出してた、これはなかなかうまかった。
京都の、熊野神社前東入る下がる、これも今はない「割烹松岡」さんでも、すっぽんのコースをおいしくいただいたことがある。そういう「たん熊」系だと特にですが、まる鍋が出ることになってるようで、すっぽんそのものは京都ではそんなに珍しくはないのでしょう。「瓢亭まる」でもでたような。
ですが、天然のものときいて、バケツのそこにいる奴を、ぶつ切りにして鍋でいただくのはなかなかできない。杉浦日向子「百日紅」の1エピを思いだした。「生命を喰うのだ」そうだ。
ありがたいことであった。

「コロナ」 京都 洋食 ですが、先報のごとくとっくにしまってたのね。




2月かあ。そのあとも近所は通ったし、ひょっとしたら前も通ったが、気づかんかった。この貼り札は家主さんのもんだかね。

せっかくなので、やっておられたころのコロナの表の写真↓
2年前のものです。




そして、ビフカツ↓




もう食えない。あのでかいエビフライ、もっぺんくらい食ったらよかった。最後のほうは、エビがないからできないとかしょっちゅう貼りだしてあった。

お話かわって。

京都府警がまたいろいろ、こんどは B-CAS カード関係でやってる。
ソース公開したから逮捕てアホですかといわれても仕方ないよな。
こないだ WINNY で負けたので、リベンジか?これに限らず、猟銃でも、苦情を口実に積極的にあれこれ規制しようとする姿勢が非常に目立つ。警察のために世界はできてないんだから、もうちょっとおとなしくしてほしい。
つか、ファイル共有ソフトで署員がデータ流出させて以来、意地になってるように見える。普通の市民にまで迷惑がられていったいなにをやりたいのかね。道聞いても「間違ったことを言っては申し訳ないですから」とかいってまともに教えんかったりしたぞ。