東北電力待望論がくるか2011/04/05 20:18

東京電力は身動きが取れそうもないです。
まだまだ福島の始末はつかんし、賠償金もださんといかんし。
今後の東京の電力もなんとかせんといかん(ネズミ公園どうすんの?)わけなので、どさくさにまぎれて火力発電をアセスメントなしに増やすといううわさもありますが、なんにしても対応しきれんでしょう。

さて、そこで、津波地震に耐えた女川の実績の東北電力です。
けっきょく、この実績だからと、あちこちに建てることになって、東京は東北から電力をどんどん買うことになるのでは?
原発がいかん、というのを無害化しようとすれば、東電がいかんかった、という形にせざるをえまい。
買うなら、それ自体はいいと思いますがね。

日本全体が風評被害にまみれつつある。海外のものにしてみれば、福島の爆発映像見たら、水蒸気爆発も水素爆発も臨界も区別すまい。日本のものはすべてだめ、ということになるにきまっている。
加えて、日本をそう扱いたい国や業者はいくらでもいる。日本のものが邪魔で自国のものが売れないとすれば、この機会をめいっぱい利用するだろう。

で、日本としては、ほかの地域が、日本全体はだいじょうぶ、うちは福島から遠い、ということを強調せざるをえまい。差別化することで、売りをつくっていこうというのだが、最終的には「Fukushima」は、リスクのキーワードとして残るだろう、残念なことですが全体が沈むわけに行かない。東電を差別化するのといっしょ。
その称号がどこまでもつきまとうなら、おなじことなので、東北電力さんせめて安全な原子炉を、ということになるんじゃないですかね。

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